トイレの手すりはどこに付ける?高さ・太さのポイントと設置事例
- 佐々木 麻衣
- 佐々木麻衣
こんにちは!リフォーム営業アシスタントの佐々木です。
先日、福祉住環境コーディネーター3級の試験に挑戦し無事合格しました!
高齢者や体の不自由な方が安心して暮らせる住環境づくりについて学び、
安全で快適な住環境づくりの重要性を改めて感じました。
また、学ぶなかで、住まいの些細な工夫一つで、ご本人様もご家族様も、
日々の生活が劇的に楽になることを実感しました。
その中でも、特に重要性の高いのが「介護用手すり」です。
単に設置すれば良いわけではなく、適切な太さと設置寸法があるのをご存知でしょうか?
今回は、転倒リスクの高い場所であるトイレに焦点を当て、手すり設置のポイントをご紹介します。
◆ 握り安さが安全に直結!適切な手すりの太さ
トイレでの手すりは、立ち座りの際に強く握って身体を支えるために使われます。
そのため、滑ってしまったり、力を入れにくい太さでは意味がありません。
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推奨される直径 は 28mm〜32mm と言われています。
手の大きさは人によって異なりますが、親指と他の指の指先が軽く重なる程度の太さが、
最も力が入りやすく安全性が高まるそうです。
◆ 適切な設置寸法
トイレの手すりには、縦型と横型の2種類を組み合わせて設置するのが一般的です。
それぞれの寸法は、使う方の身体状況に合わせて調整する必要がありますが、
標準的な目安をご紹介します。
一般的な設置寸法の目安は…
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縦手すりの高さ(便座前):床から 80〜85cm
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横手すりの高さ(便座横):便座面から 25〜30cm
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手すりの長さ:40〜60cm程度
◆【施工事例】縦型・横型を組み合わせたトイレ手すり
こちらの施工事例では、縦型手すりが立ち上がりをサポートし、横型手すりが座位の安定と座り込みの際に活躍します。手すりの太さも32mmを採用し、しっかりと握りやすさを確保しました。
【Before】
【After】

最終的な寸法は「使う人の身体状況」「手足の可動域」「立ち上がり動作の癖」によって微調整することで、格段に使いやすさがアップします。
手すりひとつでも、動きやすさや安心感が大きく変わります。
今後も、日々の生活がより快適になるよう、丁寧な施工と分かりやすい提案を心掛けて参りますので、
住まいのお悩みは、いつでもお気軽にご相談ください🍀




【住環境コーディネーター3級】
営業アシスタントの佐々木と申します。
お客様が安心してリフォームをご検討いただけるよう、書類作成など裏方として業務を支えることが私の役割です。
リフォームは、暮らしをより快適にする大切なプロセスです。
お客様のご要望や不安にしっかり耳を傾け、気持ちよくお任せいただけるよう、細やかな気配りを大切にし、「ちょっと聞きたい」「少し不安」そんな時にも気軽に頼っていただける存在を目指しています。
どうぞよろしくお願いいたします。