【リフォームの要】「養生」とは?
- 佐々木 麻衣
- 佐々木麻衣
リフォーム営業アシスタントの佐々木です。
いつもは事務所仕事が多いのですが、勉強のため現場見学をさせていただくことがあります。
今回の現場はキッチン・洗面所・トイレ改修・内装・畳新調工事です。
まず、解体の前に「養生(ようじょう)」作業から始まります。
養生とは、床や壁などをキズや汚れから守るための大切な工程です。
養生板を敷き詰め、テープでしっかりと固定しています。

解体後、内装に入る前には、さらにその上から透明のビニールシートで全面を覆い、
ホコリや水分などの影響を最小限に抑えます。
二重の養生を行うことで、より安心して作業を進めることができます✨

養生が終わる頃、内装職人さんが、粉と水を混ぜ混ぜ・・・
何やらホットケーキの生地のようなものを準備され始ました🥞
これは一体何でしょうか?!

謎を解く鍵は、新しい設備の取付予定箇所にありました!

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補強用のベニヤ板を施工した様子です。
この段階では、板と既存の壁との間に段差やビス跡などがあり、表面が平滑ではありません。
このままクロスを貼ると、下地の凹凸が仕上がりにそのまま出てしまいます。
そこで・・・先ほどのホットケーキの生地🥞
もとい、正しくは『パテ』と言います。
このパテをベニヤ板の継ぎ目やビス穴の上からパテを塗り込み、
表面を滑らかに整えています。

パテは一度塗って終わりではなく、乾燥後に研磨して、
必要に応じて数回重ね塗りを行います。
この工程を丁寧に行うことで、下地の段差が消え、
最終的なクロスや塗装の仕上がりが美しくなるそうです✨
そうして仕上がったのがコチラ
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施工前にあったわずかな段差やビス穴の凹凸部分がなくなっています!!!
工事の仕上がりを美しく保つためには、
今回ご紹介した養生やパテ処理など、「見えない部分の丁寧な作業」がとても重要です。
お客様の大切なお住まいを守りながら、安全で確実な施工を心がける。
工事部と職人さんの仕事を見学し、改めて学びました✨




